オーダーメイド作品 建具・エクステリア

ホワイトオークで製作した玄関ドア 製作過程2

前回の続きで框組の加工の準備をしたので今度は組むのですがその前に金物をつける準備をします。今回は全て真鍮にしました。錠前、蝶番を取り付ける為に掘り込み加工や穴を開けて行きます。

次に鏡板にステンドグラスを埋め込むために大きな穴を開けます。本番に入る前に試作を別の板でトライして良ければ本番に入りました。ルーターで穴を掘って行きますが治具をあらかじめ作ってからそれにセットして掘って行きます。段付きでの掘り込みです。

で裏側は押さえ縁を作ってそれで押さえます。これは鏡板なので框の溝に嵌め込んで納めますので板の周りを薄くする加工も必要になります。

こちらはステンドグラスの押さえです。積層で製作しました。

何とかステンドグラスが収まりました。

で鏡板が出来て金物掘り込みも出来ましたのでいよいよ組んでいきます。ハタガネをフルの使って組んでいきます。

無事に組み終わり傷などないかあれば直して行き塗装をして(ガラスコーティング)最後にステンドグラスの周りに真鍮のドーナッツ型の隠しとドアの下の部分に雨除けに真鍮の板を取り付け完成です。無事に出来てよかったです。

真鍮の板もコンパウンドで磨き上げました。右が来たままの状態で左が磨き上げた状態です。

でドアを吊り出来上がりました。施主様も大変喜んでいただき私も嬉しい限りでした。家具屋をやり続けていた良かったと思う瞬間ですね。

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かなもく

1961年東京都町田市で生まれ育ちました。 子供のころはまだ町田にも田んぼや畑が沢山あり、自然にあふれた町でした。 泥まみれで良く遊ぶ元気な子供でしたね。 この伊豆に来たのは1994年(平成6年)です。1996年(平成8年)に近所にある家具工房に務める様になり、そこで14年間近く務めました。 そして2010年に独立、今に至っています。

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